シンプルライフ つばめの毎日

ASD傾向のある人が自由にすごすためのヒントを書いています。記事にはPRが含まれます。

【ASD向け】 パートナーの探し方、選び方

ASDにとっての結婚

ASDの人にとって結婚は

どう解いてよいかわからない難問だろう。

 

・どんな人を選べばよいのか

・どこで相手と出会えばよいのか

・どうすれば相手に自分を好きになってもらえるのか

・そもそも「人を好きになる」とはどんな感情なのか

・こどもは欲しいのか

 

数々の疑問が湧いてきて自分の手に負えないと

思っているのではないだろうか。

私もかつてはそうだった。

 

 

わたしの場合

20代までは人との意思疎通が難しかったし

感覚過敏もあって日常生活にも苦労していたので

人との交流を避けていた。

結婚や出産はまるで遠い惑星のことのようだった。

 

30代、資格をとって修行しつつ

独立を考えるようになった。

資金を貯めつつ独立のための情報を集めていた。

交際している人はいたが、関係は悪化して

その後別れた。

 

30代半ばになり、ある日、本能的に

「自分は結婚や出産をしたいのかもしれない」と

感じるようになった。

体が出産の限界に近づいてきたからかもしれない。

 

結婚には相手が必要だが、私は相手の探し方が

わからなかった。

やむを得ず有料で専門職に依頼することにした。

私は大手結婚相談所に行った。

 

パートナーの探し方、選び方

もし30代前半の自分に会えるなら

結婚について伝えておきたいことがある。

 

パートナーの選び方、探し方

1 前提

  何のために結婚するのか

2 探し方

 ・仕事関係者

 ・友人からの紹介

 ・趣味の仲間

 ・マッチングアプリ

 ・結婚相談所

3 選び方

 ・自己分析

 ・自分は何を与えられるのか

 ・相手に何を求めるのか

 ・失敗を言語化する

 ・漁場

 ・自分を偽ること

 ・違和感

 ・客観的アドバイスは羅針盤

 ・独身が最適解のこともある

4 わたしの場合

5 まとめ

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大人になってからの人付き合いのコツ

学生時代

わたしはASD特性が重かったので

学校時代、人間関係には苦労した。

 

 ・空気がよめない

 ・暗黙の了解がわからない

 ・思いついたアイデアを次々に話してしまう

 ・言葉どおりに意味を受け取る

 

当然、クラスでは孤立しがちで図書館にいつもいた。

考えていることもふるまいも定型の同級生たちとは

かけ離れていて、わたし一人だけが異次元に

住んでいるようだった。

 

学校時代は同級生と一緒に活動することを

頻回に要求されるので苦しかった。

 

この頃、わたしが使っていた人付き合いの方法は:

 ・わたしがしゃべると静まり返ってしまうので

  とにかく黙っている

 ・人と関わらない

 ・なるべく一人になれる空間にいる

  (図書室、自習室など)

 

わたしは集団生活が難しい人間だったので

フリースクールや通信制学校があれば

そちらに行った方が良かったように思う。

 

 

大人になってから

学校卒業後は腰かけ的に一般企業で働いたことがあるが

そこでも「変わり者」扱いされていた。

きっと彼らとわたしでは共有する価値観が

何一つなかったのだろう。

 

この頃は仕事上の付き合いとして

表面的コミュニケーションをとるようにしていた。

学校時代と異なり、感情的交流を求められない

ので気楽だった。

 

独立後

資格取得後、数年の修行期間を経て独立した。

独立直後は仕事がなかったので営業をすることになり

他者とどのようにコミュニケーションを取ればいいか

悩むようになった。

 

試行錯誤した結果、こんな形に落ち着いた。

 ・パーティーや飲み会では、手短に自分の強みを紹介する

 ・自分からは他者に寄っていかず、名刺も渡さない

 ・近寄ってくる人に対しては常に聞き役となって

  多様な質問を投げかけ、相手の情報を吸い取る

 ・相手に遠回しに最終学歴の学部を聞いて

  理系なら安心して自分の考えを話して仲良くする。

  文系ならそれとなく中座して離れる

 

無理な売り込みをしたり、相性が良くない人と

交流しても利益率の高い仕事にはつながらない。

自分を知ってもらい、困ったときに相手から

相談が来るのを待つようにしている。

SNSは使わない

SNSとはインターネット上で人とつながり、

情報を共有したり交流したりするプラットフォームのことだ。

日本で人気があるのは、LINE、instagram、X、Facebook、

YouTubeなどだろう。

 

 

ASDの人は「忘れられない」という特性を

持っていることが多いので、SNSを使うかどうかは

熟慮した方がいい。

 

SNSの操作画面では無限にスクロールできて

しまうものもあり、見終わるということがありえなくなる。

何時間も大量の情報を浴び続けることになる。

 

また、攻撃的な内容が多かったり

不特定多数から敵意を向けられることもある。

 

さらに、自分と他人を比べて劣等感をもったり

奇妙な優越感を感じたりして

メンタル不調になりやすい。

 

それから、情報流出事故も頻発している。

仕事関係で使う場合、業務賠償保険で

情報漏洩事故の特約に加入することも考えた方がいい。

 

諸々考えた結果、わたしはSNSを利用していない。

ときどき取引先から「LINEで連絡したい」などの連絡を

もらうこともあるが、利用していないことを伝えると

あっさりメールや電話等のツールに変えてくれる。

 

SNSを使っていなければ

膨大な情報、不特定多数の悪意、他人との比較に

よる劣等感、情報漏洩リスクなどを心配をすることなく

マイペースに生活してゆっくり考えをまとめることができる。

 

客観的に見ると、SNSを利用している人の見解は

どれもよく似たものが多く、均質的なものばかりのように感じる。

 

他方、実際に人に会ってものを作って旅に出て実体験を積んで

思考を重ねてきた人から話を聞くと、独創的なもののみかたを

していることが多い。

 

家族が焼き物が好きで、各地の窯元を訪れて

ワークショップに参加している。

信楽、備前、萩、有田などの職人さんたちの

焼き物に対する見解を聞くと、多様かつ重層的で

経験を土台にした思考の力強さを感じる。

 

SNSを利用して短時間で浅く思考するのではなく

実体験を積み重ねて時間をかけて思考することを

大切にしたい。

 

萩焼は使っていくと表面が変化します。

毎日見ていて飽きません。

【ASD向け】 旅のコツ

5月の旅

5月の連休、北海道と東北に行ってきた。

函館、八戸、盛岡、角館、仙台、山形をまわってきた。

 

心に残るのは山形県の蔵王。

ロープウェイに乗って山頂まで登った。

初夏なのに山頂の風は5℃くらいで木々の根元には残雪があった。

空は晴れ渡っていて西側には新潟の連峰がくっきり見えていた。

 

 

「こだわり」

ASDの人には「強いこだわり」がある。

「こだわり」とは決まった手順、道順、

行動、規則、時間、色、形などに強く固執すること。

 

この「こだわり」が繰り返されることで

ASDの人は安心する。

逆に「こだわり」が何らかの事情で

崩されるとパニックになりやすい。

 

1つのこだわりが数十年続く人もいれば

数か月から数年ごとに様々なこだわりがブームのように

移り変わっていく人もいる。

 

こだわりの種類は変わったとしても

ずっと生涯にわたって何らかのこだわりが続く。

 

旅の効用

旅にはハプニングがつきものだ。

 

今回の旅行でも、空港に日傘を忘れ

函館山は強風でロープウェイが停止しており

角館では突然大雨が降った。

 

このような突発的アクシデントは

ASDの人が最も嫌う事象だろう。

「こだわり」が崩れるからだ。

私もパニックになりそうだった。

 

ただ、連日アクシデントが起きると

ASD者でも徐々に「トラブル続きの日常」に

慣れてくる。

 

それは、辛い料理を食べ続けていると

そのうち舌が麻痺してきて

辛みを感じなくなるのと似ている。

 

ASD者は旅をすることで「こだわり崩し」を

自然な形で経験できる。

その後の生活では、生活の自由度が広がり

過ごしやすくなることが多い。

 

私のこどもも重い偏食があったが

旅に出るたびに食べられるものが増えていった。

 

自宅ではこだわり崩しを

絶対に受容できない人でも

旅先ではなぜか受容できることがある。

 

旅先では居住場所、食べ物、自然環境、人など

周囲の環境すべてが変わるので

こだわり崩しも他の変化に埋もれて

気にならないのかもしれない。

 

ASD向け 旅のコツ

ただ、旅による周囲の環境変化は

ASDの人にとって大きなストレスを生みやすい。

そして、限界を超えるとパニックが起きる。

 

大パニックを防ぎながら上手に旅するコツがあるので

お伝えしたい。

 

パニックを防ぐ旅のコツ

・日程

・移動手段

・宿泊場所

・部屋を分ける

・衣服

・食事

・緊急用バッグ

・電子機器を使う時間を減らす

・人に会う量をコントロールする

・まとめ

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頭の中の多動

今回はASDの他にADHD(注意欠如・多動症)についてもふれる。

 

私は結婚するまで「他人に相談する」という習慣がなかった。

 

何か困ったことが起きたときは、頭の中で問題の分析をして

解決法を見つけるか、紙に問題点をかきだして解決方法を決めていた。

 

あるとき、ふと思いついて夫に生活上の問題点を話してみた。

すると、彼は思いもかけないような解決方法を複数提案してきた。

私はびっくりした。

 

自分以外の人間がこんな風に自分の問題を論理的に分析して

解決方法を提案する様子に衝撃を受けた。

それからはちょくちょく夫に問題を相談するようになった。

 

私は話すときに頭の中の論理をそのまま羅列して話していく。

早く自分の頭の中を提示したいので、自然と早口になっているようだ。

 

あるとき、夫から指摘された。

「頭の中が多動すぎて、体がついていけてないだけだと思う。

 頭の中は立派な多動だよ。」

 

私は思いついた事業計画などを続けて話していくのが好きなのだが

夫にしてみれば、次から次へと突拍子もない事業やアイディアが

生み出されるので静かに驚いていたようだ。

 

定型の人はこんな風に連続的に思いついたり

実行したりしないらしい。

 

小さい頃から「アイディアは無数に頭の中をめぐっていて

絶えまなく噴出する泉のようなものだ」と思っていたが

一般の人はそうではないようだ。

 

ASD特性が重いと周囲との差に気づきにくいことが多い。

体は動いていなくても、私のように頭の中が忙しく動いていて

「頭の中の多動」がある場合もある。

 

ASD特性のある人は、ADHD特性を併発していることも多い。

「体の多動」がなくても「頭の中の多動」がある場合もありうるので

気をつけた方がいいだろう。

 

わたしの場合、頭の中の多動をしずめるためには

A5の無地の紙に思考を書きだしています。

「忘れられない」という特性のいかしかた

最初の20年

ASDだと「過去のできごとをずっと忘れられない」

という性質があることが多い。

 

わたしの場合、2歳頃から記憶が続いている。

最初の記憶は「保育園の散歩で池端に行き、

アヒルに餌を与えている」というものだ。

 

アヒルの白い羽毛、黄色い肉厚のくちばし、

餌だったパンの耳、湿った池の周りの土や草などが

鮮明に浮かんでくる。

ちょうど映写機で頭の中に映し出すような感じだ。

 

この性質があると、人生の最初の20年ほどは苦しめられる。

自分の失敗、同級生の意地悪や悪口、突発的事故などが

繰り返し頭の中で自動再生されるからだ。

 

しかも、これらのひどい記憶たちは次々と増えて行く。

学校生活が続くかぎり、醜悪な記憶は降り積もっていく。

 

30代以降

ところが、30代を過ぎるころから事態は変わり始める。

 

独立後は一人で働くので人間関係を減らせるし、

嫌な記憶が増えない。

専門書を読むと内容や仕組みを長期間覚えていられる。

複数の人がいても誰がどんな発言をしたのか明確に

書類に書き起こせる。

複雑な手順を覚えておき、毎年繰り返したり

短縮する方法を思いつく。

 

ゆっくり周囲を見回すと、定型の人々は上記のような

ことはできないようだった。

 

自分が20年以上苦しみ続けた「忘れられない性質」は

30代を過ぎると「仕事での便利機能」になっていた。

 

この頃、気づいたことがある。

 

ASDの人が「忘れられない性質」がある場合:

・最初の20年間は「ひどい記憶を増やさないこと」に集中する。

 学校が合わなければ、フリースクールに行ったり

 通信制学校に行って極力、醜悪な記憶を増やさない。

・20代以降はこの能力を活かしやすい知識集積型の職場に

 移動すると、この性質は便利機能として使える。

・職業によってはASD傾向の人が多く、3~4割が

 この能力を装備していることもあり、急に過ごしやすくなる。

 

 

仕事もプライベートも頭の中を整理するためにA5無地のルーズリーフを

使っています。

 

こどもを持つか否か

こどもを持つか否かという選択

遺伝性の病気を持つ人にとって

「こどもを持つか否か」という選択はとても難しい。

 

一般に、発達障害も遺伝と環境の両方の影響を受けて

発症するとされている。

 

出生前診断でも発達障害の有無を調べることはできない。

 

親は発達障害があっても職業をもち、自立できていた場合、

そのこどもが同様に職業をもち、自立できるかはわからない。

 

そもそも親がこどもを生むことができる体質かもわからない。

 

すべてには偶然がからみ、「遺伝子的ガチャ」にかけるしかない。

 

わたしの場合

20代までは「こどもを持つことはない」と確信していた。

自分は人と違っていたし、他者とコミュニケーションをとりづらく

感覚過敏もあって日常生活にも苦労していたので

結婚や出産は遠い惑星のことのように感じていた。

 

30代になって資格をとり、独立を考えるようになった。

開業すれば数年は忙しくなる。

 

30代半ばになって本能的に「こどもをほしいのかもしれない」と

感じるようになった。

遺伝的リスクは理解しつつ

「障害があってもこの世界への対処法を私から子に

 伝授すればなんとかなるかもしれない」と考えるようになった。

 

そこから1年ほどで結婚して子供を持つことになった。

 

今、わたしたちのこどもはやはりASDの特性を色濃くもっている。

ただ、親によって試行錯誤はすんでいて対処法はわかっているので

それをこどもに伝えるだけで、ある程度問題は収束している。

 

逆にこどもが定型発達だった場合、親はどのように子に接して

いいか悩んでいたかもしれない。

ASDのものの見方には数十年慣れ親しんでいて、論理的で安心できる。

でも、定型の人の思考法はわからないし、論理性にも不安がある。

 

わたしにとって「こどもを持つことが良い選択だったのか」という問いに

今は答えることが難しい。

「一部は良い選択であり、一部はそうでないこともある」というのが

現在の正直な回答になる。

 

この問いへの答えはそれぞれの人が自分で出していくしかない。

 

今、こどもを持つか否かで迷っているなら

「立ち止まって自分の心に聞いてみる」のが良いと思う。

 

子に性質が遺伝することを前提として、親としてリスクを負いきれないと

思うなら、こどもを諦めるしかない。

ただ、「自分と同様になんとかなるかも」とリスクを背負えそうなら

こどもを持つ方向に舵をきるのも1つの生き方だ。

 

いろいろな疾患の遺伝の可能性についてわかりやすく説明しています。

感覚過敏をやわらげる方法

ASD傾向があると感覚過敏

(視角、聴覚、嗅覚、触覚、味覚などが過敏で不快感を感じやすい性質)

があることが多い。

 

感覚過敏があると日常生活もままならいこともある。

長い間、自分なりに試行錯誤してきたが

過敏をやわらげる方法がいくつかある。

 

視角の過敏対策

・サングラスをする

・日傘を使う

 

強い日差しを避けたり、人からの視線を遮るのに

サングラスや日傘は役に立つ。

暗色のサングラスをかけていると

街中で声をかけられることも減るので

面倒なことに巻き込まれにくい。

 

聴覚の過敏対策

・二重窓にする

・ヘッドフォンで音を遮断する

 

昨年、中古住宅を買ってリフォームした。

窓はすべて二重窓にした。

これがすこぶる良かった。

 

近隣の音がほとんど聞こえず集中しやすい。

外気の暑さや寒さも遮断されるので

エアコン代が減った。

 

二重窓より安価にすませたければ

ノイズキャンセリングヘッドフォンや

イアーマフも有効だ。

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                 

嗅覚の過敏対策

・マスクをする

・空気清浄機兼加湿器を使う

 

街中ではたばこの匂いに苦しむことが多かった。

外出時はマスクで匂いを防いでいる。

 

花粉の季節は空気清浄機兼加湿器をつけておくと

呼吸がラクになる。

 

触覚の過敏対策

・ラベルを切る

・ラベルがついていないものを買う

・同じブランドで決まった服を毎シーズン買う

 

シャツや下着の首の後ろには決まってラベルが

縫いつけてある。

これが首の後ろ側にあたるとチクチクして気になる。

ラベルがないものを選んだり

ラベルがあるものは切るとラクになる。

 

気に入った服があれば、同じブランドで

次のシーズンも買うと余計な心配ごとが減る。

 

味覚の過敏対策

・自炊の味付けは白だし、塩コショウにしぼる

・同じ店で同じものを買う

 

私は辛味や複数の食品が混ざった味が苦手だ。

食事はシンプルな素材を選んで単品のみで焼いたり

炒めたりして、味付けもだしや塩コショウのみにする。

 

安心できる食品は同じ店で買うようにすると

探し回る時間も抑えられる。

 

感覚過敏で困っている人は上記方法を

ためしてみてほしい。

 

 

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ビクターのヘッドフォンは耳がラクです。

職業は消去法で選ぶ

ASDの人にとってどんな職業につくかは

その後の命運を分けることが多い。

 

日本の学校が敷いた

「学歴をとって会社員になるルート」を

選んでしまうと、就職活動や入社後数年内に

つまずくことが多いだろう。

 

ASDの人はこだわりや感覚過敏があり

集団生活が難しい。

この点をしっかり認識する必要がある。

療育を受けても特性はずっと残る。

 

そのうえで、職業は消去法で選ぶと

うまくいく確率が上がると思う。

 

たとえば、「人と関わる営業は嫌だ」とか

「電話は苦手なのでオペレーターは避けよう」とか

苦手なことを避ける。

 

残った狭い範囲から一人で独立してできそうな

職業を選ぶ。

職人系、資格系、技術系などの中から

自分ができそうなことを探す。

 

この作業は親と一緒に小学校ぐらいから始めるといいだろう。

学校や学歴にあまり時間を使わず

できれば好きな趣味(製陶、編み物、デザイン、プログラミング等)に

たっぷり時間を使って作品づくりを大切にすると心も安定する。

趣味は2~3個あった方がバランスがとりやすい。

この作業の延長線上に将来の職業が見えてくるはずだ。

 

やりたいことがない場合はどうするか?

 

・手当たり次第にワークショップ、講座などに参加する。

・図書館で多様な本を借りて読んでみる。

 面白いと思う分野を掘り下げて勉強してみる。

・親や親戚の職業で興味がある分野を調べて

 その職業につくためのルートを調べる。

 

こんなふうに模索していくと

そのうち「これ、おもしろいな」という分野が見つかる。

あとはその分野で技能を磨いていくのが早道だ。

 

 

 

 

花粉、黄砂の季節も空気清浄機を稼働させると体調が安定します。

ASDからみた日本社会

私は大学を出てから働きつつ資格をとった。

数年、事務所で勤務してから独立した。

今は自営業。

 

私はASD傾向がある。

こだわりが強く、物事を忘れることが苦手。

でも、多様な視点から1つの事象を見ることが得意。

 

こんな私から世界を見ると不思議なことが多い。

 

日本社会では学校時代も社会人になっても

「会社員になって週5日同じ場所に行って仕事をすることが

 普通で大切なこと」だとされることが多い。

 

でも、組織ではなく一人で働く道もあるし、

仕事を複数やってもいいし、

家賃収入や株の配当を本業収入の他にもらってもいいはず。

なぜそんなに組織に入って同じ場所に毎日行くことを

重視するのか、正直わからない。

 

民泊を運営するアメリカ人や投資物件を買う台湾人と

話してみると、自由に自分の人生を設計している。

 

日本社会も組織についての強いこだわりを手放せば

学校や会社ももう少し自由になれるように思う。

 

多様な生き方を知ることができます。

 

 

電話はとらない

昔から電話が苦手だった。

 

どうしてこんなに電話が苦手なのか考えると:

・電話のけたたましいベルや振動音が苦手

・予期せぬときにかかってきて自分の時間を奪う

・良いニュースか悪いニュースか事前にわからない

・電話が終わったあとはドキドキしている

・集中力がそがれ、もとの作業に戻るのに時間がかかる

 

独立してからも次のような電話に悩まされた。

・頻繁にかかってくる営業電話

・無料で相談してくる同業者や顧客

・世論調査

 

試行錯誤して今は次のような対応に落ち着いている。

・固定電話も携帯電話も受信時は

 サイレントモードに設定し、振動設定も解除しておき

 「かかってきても完全にサイレント」の状態を作る

・固定電話も携帯電話も留守番電話にしておく。

 毎日1回、受信状況を確認して時間があるときに

 必要な案件だけかけなおす

・固定電話では発信番号表示サービス(月額利用料は数百円)を利用して

 受信番号をネットで調べてからかけなおすか決める

 

こんな対応に変えてから、電話に仕事を邪魔されなくなった。

 

「潜在顧客を逃すのでは?」という心配もあったが、

私のサービスを必要とする顧客は私のHPを熟読しており、

確実に固定電話に伝言を残すことが分かり、心配は杞憂に終わった。

ふわふわした見込客は伝言を残さないので

むしろ確実な顧客だけを選別できるようになった。

 

もう少し資金に余裕がある人なら、月額数万円で

電話をスタッフが受けて内容を書き起こしてメールで

送ってくれるサービスもあるので、それを利用するのも一策だろう。

 

ASDの人は電話に悩まされることが多いので

こんなふうに対応すると気持ちがラクになると思う。

 

 

 

検索用スマホと電話用ガラケー(かけ放題)の2台持ちだと

仕事がしやすいです。

 

洋服は数や形をしぼる

学生時代は私服に悩むことが多かった。

たくさんの服を買ってもどのスカートとどのシャツを

組み合わせるべきか毎日悩んでいた。

 

社会人になると仕事に集中する時間を

少しでも長くとるために服に悩む時間を

減らす方法を考えるようになった。

 

結局たどりついた方法は:

・洋服はワンピース型のみにしぼる

・季節ごとに、仕事着2着と私生活用2着の合計4着程度に減らす

・各季節が終わったらワンピースは古びてくるので手放す

・靴は仕事用1足、私生活用1足、サンダル1足の3足にしぼる

 

こんな風に服を限定したところ

服で悩む時間は減った。

 

ただ、ここちよい服の数は職業によって変わってくると思う。

会社員なら仕事着として5着は必要かもしれない。

私は自営業なので2着ですんでいる。

 

仕事着は黒、グレーを選ぶといろいろな場面で使えます。

過集中のときの頭の中

過集中のときに頭の中で起きていること

私はほぼ毎日、過集中の状態になる。

 

過集中になるときは涼しい地下室に
下りて行くような感覚がある。
地下室につくと、まわりの風景や音は消えていて
「論点と自分だけ」という空間が広がっている。
その空間で1つの論点について、多様な角度から
検討していくことになる。

 

検討していくときは
白い紙にペンで論点を図示していく。
論理の流れを追いかけつつ
細かいアイディアも周辺に書き込んでいく。

 

論点は柔らかいパン種のような形状をしていて
それを正面から叩いてみたり
ひっくり返して裏から見たり
長く引き伸ばしてみたり
細かくちぎったりするような感触がある。
パン種と遊んでいるうちに論理の流れが完成する。

 

論理の流れやアイディアの図解が終わったら
それを文章でつないでいくだけである。


どうして声をかけても反応しないのか

ASDの人が過集中になっているときに
外部から声をかけても反応しないことが多い。
なぜかと言うと「マイワールド(地下室)に入っていて
音が聞こえないから」というのが回答だ。

 

外部から人間の声で呼ばれても内部には
ほとんど聞こえていない。
不思議なことに、電子音(アラーム)だと
マイワールド内部まで聞こえてくる。

 

過集中から戻ってくるとき

過集中から戻るときは、深海から徐々に
浮上してくる感触がある。

 

最初は無音の世界から徐々に音が聞こえてくる。
人の呼びかけも最初は物理的な音として
聞こえてはいるが、意味を伴っていない。
「ゴ・ハ・ン・ダ・ヨ」と音の羅列として
耳に入ってくる。
ちょうど風が吹いて木がそよぐときの
「サワサワサワ」という音のように
人の言葉をとらえている。


地上に浮上してくると耳が慣れてきて
「ご飯だよ」と聞こえるようになって
相手に反応を返せるようになる。

 

通常、過集中を意図的に終わらせることは難しい。
学生時代は、夜8時に入浴しつつ本を読んでいて
気づいたら翌朝5時になっており、湯は冷めてきって
水になっていたことがある。

 

大人になってからはスマホのアラーム機能、
Amazonのアレクサのアラーム機能などをかけておき
電子音が鳴ると、地下室から戻ってこられるようになった。

 

アラーム機能、天気や気温、ニュース等の情報を教えてくれて便利です。